ドコモiPhone 格安通信会社

SIMフリーiPhoneでなくても、ドコモiPhone(もしくはドコモのスマホ)を使っていれば、大丈夫ですよ~
 
私は、ipadmini とiPhone4Sを、格安通信会社で使っています。
データー通信のみですが併せて月額800円ほどです。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/021200152/
—以下引用—

NTTドコモの回線から格安SIMに移るときの手順や、移行の手間がどれぐらいかかるかを紹介。移行後の使い勝手についてもレビューします。

【詳細画像または表】
筆者はこれまでNTTドコモのiPhoneを使っていた。エリアや通信速度に関しては不満はないが、通信料金に関してはもう少しなんとかならないかと頭を悩ませていた。
ドコモで契約しているのは「カケホーダイプラン」と「データSパック(2GB)」、それにオプションの留守番電話サービス。それで、だいたい毎月7000円ほどの通信料金を支払っている。そこで、エリアや通信速度は現状のままで、月額料金をもう少し抑えられないかと思い、実際に格安SIMへ乗り換えることにした。
格安SIMは、ドコモやauといった大手キャリア(携帯電話事業者)から、通信回線や通信インフラを借り受けている。そのため、エリアに関しては大手キャリアと変わらない。つまり、ドコモからインフラを借り受けている格安SIMを選べば、通信エリアはこれまで通りのはずだ。
気になる格安SIMをいくつか検討した結果、ドコモのエリア/通信速度と同じで、500MBから10GBまでの料金プランをそろえる「mineo」(ケイ・オプティコム)の「ドコモプラン」(Dプラン)にすることに決めた。データ容量は3GB、月1600円の音声通話対応のプランだ。
もちろん他の格安SIMでも、多くの料金プランが提供されている。mineoの料金プランはその中でも平均的。データ容量や端末数などの条件によっては、ほかの格安SIMのほうが安くなるケースもある。ただしmineoは、電話番号をそのままに、auの通信エリア(「auプラン」)に変更できるという特徴もある。将来、auの電波を使いたいというときでも、簡単に乗り換えられるメリットは大きい。この柔軟性の高さがmineoを選んだポイントだ。

ドコモから格安SIMに番号乗り換え

 格安SIMと料金プランが確定したので、早速、ドコモの電話番号をそのまま維持して乗り換える(携帯電話番号ポータビリティ、MNP)ことにした。

mineoに申し込む際は、まず、ドコモの「MNP予約番号」が必要になる。そこで、ドコモのiPhoneから151に電話をかけ、オペレーターからMNP予約番号を教えてもらう。オペレーターにつながるまでは時間が掛かるが、手間はほとんど掛からない。数分程度の通話だけでMNP予約番号を取得できる。
mineoの申し込みは、mineoのサイトから行う。利用プランやMNP予約番号、氏名、住所といった必要な項目を入力していくだけだ。料金プランはあらかじめ選んでおいたので、作業自体は10分程度で終了した。ただ途中、本人確認書類をアップロードする必要がある。あらかじめ免許証などの写真データを用意しておくと作業がスムーズだろう。
なお、mineoに申し込む際には、MNP予約番号の有効期限が10日以上残っている必要がある。また、転出元の契約者名義とMNP申込時の契約者名義が同一でなければ契約できない。契約時に慌てずに済むように、申し込み時にはMNP予約番号の有効期限と、契約者名の登録をチェックしておくのがいい。
今回選んだプランの詳細は、「Dプラン デュアルタイプ パケット制限(3GB)」(月額1600円)と「留守番電話サービス」(月額300円)。これに通話料金(30秒あたり20円)が上乗せされる。合計すると、月額2000円程度。これまでと比較すると、毎月約5000円の節約になる。

切り替え作業は自分で行う

 mineoの申し込みが終わると、約1週間で格安SIMが送られてきた。

実は、格安SIMによっては、申し込み後すぐに回線切り替えの処理が行われるため、SIMが届くまでの数日間、通話も通信もできないことがある(詳しくは「格安SIMは通信が使えない「不通期間」に注意すべき乗り換えるときの対策は?」を参照)。しかしmineoに関しては、SIMが送られてくるまでの期間も、これまで通りにドコモのスマホを利用できた。
届いたSIMカードをiPhoneで使うには、これまで使っていたSIMカードを抜き、新しいSIMカードを挿した後で、mineoのマイページ からMNP転入切替/回線切替の作業を行う。
作業は「登録情報の変更/サポート」内にある「MNP転入切替/回線切替手続き」を選択する。この時、SIMカードの台紙の裏面に記載されている「ICCID/製造番号」を入力する必要があるので、台紙は捨てずに手元に置いておこう。
回線をドコモからmineoに切り替えている間(約1時間)は、通話や通信ができない。特にやることもないので、使えるようになるまで待っていよう。
なお、mineoの場合、MNP転入切替/回線切替手続きの受付時間は9時から21時までとなっている。ドコモプランでは、19時以降の申し込みは、翌日午前中の切り替えとなる(編集部注:auプランでは21時まで受付&切替ができる)。9時から21時までの間、できればあまり電話がかかってこない時間帯を見計らって切り替え作業を行うといいだろう。
切り替えが完了したら、iPhoneの左上にアンテナのマーク(アンテナピクト)が表示される。とりあえず、これで通話できる状態になった。しかし、まだデータ通信を利用することはできない。データ通信を使うためには、「APN」とよばれる接続先情報の設定を変更する必要があるのだ。
iPhoneの場合は、safariで「http://mineo.jp/r/d/apn」にアクセスし、mineoが提供しているプロファイルをインストールする。「インストール」ボタンをタップするだけなので、作業自体に悩むことはないだろう。これでデータ通信も使えるようになる。
なお、プロファイルをインストールするには、インターネットに接続する必要があるため、Wi-Fiなどの通信環境が必要になる。もしWi-Fi環境などがない場合は、MNP転入切替/回線切替手続きを行う前に、プロファイルのインストールを済ませておくといい。

ドコモと格安SIMの違いは?

 今回、ドコモからmineoに乗り換えてみたが、実際の使い勝手は変わっていない。ブラウザやメール、アプリなど、これまで通り利用できるし、音声通話やテザリングも可能だ。キャリア表示もdocomoのままで、違和感やストレスは感じない。

試しに自宅で通信速度を計測してみると、通信速度は下り12Mbps、上り15Mbps前後という結果となった。ドコモでは下り35Mbps、上り10Mbps前後だったので、下りの通信速度が遅くなっている。しかし、iPhoneでそこまで大容量のファイルを扱わないためか、遅くなったと感じることはなかった。
なお、格安SIMが混雑しやすい昼12時ごろに通信速度をチェックしたところ(東京・秋葉原)、下りの平均で1Mbpsを切り、実際にウェブサイトへのアクセスも時間が掛かった。トレンディネットの過去記事を読むと、他の格安SIMも同じ傾向があるとみられる(詳細は「格安SIMの速度比較テスト【春】 ドコモより通信速度が速い格安SIMがあった」)。通信料金が安いのを考えれば致し方ない部分もあるが、混雑しやすい時間帯でも、ある程度の通信速度を確保できるようにしてもらいたいものだ。
そのほか不満があるとすれば、留守番電話とLINEの年齢認証だ。
ドコモの留守番電話サービスでは、伝言メッセージを受け取るとiPhone側に伝言メッセージが自動的にダウンロードされ、いつでも内容をチェックすることができた。これは、ドコモの留守番電話サービスがビジュアルボイスメールという機能に対応しているためだ。
一方、mineoはビジュアルボイスメール非対応だ。そのため、伝言メッセージがあると、留守番電話サービスセンターに電話をかけ、伝言を聞く必要がある。圏外では、伝言メッセージを聞くことができなかったり、伝言メッセージを聞くために電話をしなければいけなかったりするなど、若干不便になった。
またLINEはSIMを差し替えても、以前の環境をそのまま引き継いで利用できる。移行手続きなどを行う必要がなく、年齢認証も実施されない。
ただ、ドコモではdocomo IDなどによる年齢認証を行うことで、IDでのユーザー検索ができるが、mineoをはじめとする格安SIMでは、このユーザー検索を行えなくなった。友達にLINEのアカウントを登録してもらうには「QRコード」や、スマホを振る「ふるふる」といった機能を使うことになる。
個人的には、ID検索が使えなくても問題ないのだが、この機能が必要という人も多いだろう。そのためLINEには、格安SIMを使った場合の年齢認証についても検討していただきたい。
実際、格安SIMに乗り換えてみると、このように若干の問題点はあった。しかし、コストパフォーマンスや料金プランの柔軟性などを考えると、メリットは大きいと感じている。
申し込みの方法もシンプルで、悩むところはなかったし、回線切替による不通期間もととても短く、スムーズに移行することができた。これだけ簡単に移行できるのであれば、もっと早く格安SIMにしても良かったなと思っている。
(文/秋葉けんた)