すぐに役に立つことは、すぐ役に立たなくなる

「すぐに役に立つことは、世の中に出てすぐに役に立たなくなる。すぐに役に立たないことが、実は長い目で見ると役に立つ。」
 
これは慶應義塾大学の元塾長だった小泉信三先生の言葉です。
 
私なりに考えてみました。
日本は世界でもトップクラスの科学技術立国です。
これは戦後、いや戦前からと言っても良いかもしれない。
基礎研究の積み重ねがあってここまで来ることが出来たのだと思います。
つまり未来永劫これら基礎研究の積み重ねこそが、将来に向けてこの国の力になると思います。
 
それを音楽に例えるなら、やっぱり基礎練習ですよ。
 
基礎練習って面白くないし、すぐに役に立たないかもしれないかもしれないけど、長い目で見ていくと、それを積み重ねることによって自分の骨、筋肉、血になるのだと思います。