さまざま-シルバーウィーク2日目

色々な考えを持った人間がいる。
自分と違う考えをもった人と出会う事によって、
「あ~、なるほどな~」と、新鮮な気持ちになれる。
だから世の中面白い。^^
—以下引用—

春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、
野山はまさに華麗な装いである。
さまざまの花が咲き、さまざまの草木が萌え、
さまざまの鳥が舞う。
さまざま、とりどりなければこその華麗さである。
この自然の装いである。
花は桜だけ、木は杉だけ、鳥はウグイスだけ。
それはそれなりの風情はあるだろうけれども、
この日本の山野にもしこれだけの種類しかなかったとしたら、
とてもこの自然の豊かさは生まれ出てこなかったであろう。
いろいろの花があって良かった。
さまざまの木があって良かった。
たくさんの鳥があって良かった。
自然の理の有り難さである。
人もまたさまざま。
さまざまな人があればこそ、豊かな働きも生み出されてくる。
自分と他人は、顔も違えば気性も違う。
好みも違う。
それで良いのである。
違うことを嘆くよりも、その違うことの中に、無限の妙味を感じたい。
無限の豊かさを感じたい。
そして、人それぞれに力を尽くし、人それぞれに助け合いたい。
いろいろの人があって良かった。
さまざまの人があって良かったー。
<出典 道をひらく 松下幸之助著 PHP研究所>

—引用ここまで—